【母乳育児】1人目(完ミ)と2人目(完母)の違い

子育て
私には子供が2人いますが、1人目は完ミ、2人目はほぼ完母です。
1人目の時に母乳が色々とうまくいかなかった経験から学んだことを2人目に試してみた結果、ほぼ完母になりました。

何が違ったのかを書いてみようと思います。

1人目

①おっぱいの吸わせ方(ラッチオン)がわかっていなかった(ラッチオンに関する記事はこちら)
②おっぱいを飲むのが下手な赤ちゃんだった
③負の循環になっていた(授乳サイクルの好循環の記事はこちら)
④授乳に関する事前知識は、両親学級と産院からくらいしかなかった
⑤初めての育児で、赤ちゃんの生態や泣く理由などがわからなかった

授乳がうまくいかなかった原因は①、②、③が大きいと思います。

おっぱいの吸わせ方(ラッチオン)がわかっていなかった

ラッチオンの感覚がわかった今となっては、”ラッチオン”の概念や哺乳の仕組みからしっかり教えるべきだろ!!と思います。
両親学級や授乳指導では必ず動画添えて教えてほしい。
むしろ学校で教えてもいいレベル。

・できるだけ深く咥えさせる
・赤ちゃんが大きく口を開けたタイミングで素早く乳首を放り込む
・横抱きの場合、自分の方に赤ちゃんをぎゅっと引き寄せて赤ちゃんと密着する
と、授乳指導で助産師さんからアドバイスされました。

これだけは全然うまくいきませんでした。

産後、たくさんたくさんググるものの、”ラッチオン”という単語にはなかなかたどり着かず、たどり着いた時にはもう完ミになっていました。

おっぱいを飲むのが下手な赤ちゃんだった

哺乳時、赤ちゃんの唇がドナルドダックのように上下ともに外側を向いていることが、理想とされます。

1人目の子は口の作りなのか、生まれ持っての癖なのか、下唇を内側に巻き込む癖がどうしても直りませんでした。

ググると、
「唇を内側に巻き込んでしまう子は、外側を向くようにママが指で直してあげましょう」
みたいなアドバイスがあったので、指で何度も何度も直すものの、何度も何度もすぐに元に戻ります。

正しくラッチオンできていないので乳首は激痛です。
しかも授乳間隔が空かないので、激痛の中何度も吸わせていて、授乳の時間が恐怖でした。

おっぱいの吸わせ方(ラッチオン)がわかっていなかったことも合わさって、全然授乳がうまくいきませんでした。

負の循環になっていた

2人目の経験を通して授乳サイクルの好循環を回すことが大事だと実感しました。

母がよく食べよく眠る
→母乳生成
→生成された母乳をあげきる
→足りない分はミルクを足す
→赤ちゃんよく眠る(その間に母もしっかり食べる休む眠る)
の好循環です。

授乳サイクルの好循環の詳しい記事はこちら
【母乳育児】うまく軌道に乗せる方法①~母乳量の増やし方~

1人目のときは、負の循環になっていたと思います。

泣きまくるので、夜はほぼ眠れない
→母乳があまり生成されない
→少量の母乳をあげるが足りない
→ミルクはあまり足さない
→赤ちゃん眠らない、泣く
→母ストレス、眠れない

この循環では、母子ともに心身の健康をきたすと思います。

1人目で母乳に苦しんだ話はこちら
【母乳育児】1人目のとき多分産後うつだった話

吸わせないと出るようにならないと聞いたし、出ないのは吸わせるのが足りないからだ、吸わせれば出るようになってくると思っていました。

でも、 頑張りすぎる必要はないんです。
ミルクあげてメンタル保つほうがよっぽど大事!!
無理せずミルクを足せ―!!と当時の私に本当に言いたい。

産院で「ミルクは3時間おきに20ml」までと言われたことを頑なに守ろうとしていた私。
今思うと、「なんで20ml?その子によって違うのに」と思います。

寝ていない、不安定な精神状態で母乳あまり作られていなかったのかなと思います。
おっぱいが張る感覚は、退院後あまりなかったような気がします。
(常に吸わせてたし、母乳もあまり作られていなかったのでしょう…)

2人目

①1人目のときにググりまくった知識(特にラッチオン)
②おっぱいを飲むのが上手な赤ちゃんだった
③授乳サイクルの好循環を作れた
④産院がよかった
⑤2人目という精神的余裕と1人目の育児経験

1人目のときにググりまくった知識(特にラッチオン)

1人目のとき、授乳について鬼のようにググりました。
海外の記事も読みました。

“ラッチオン”の概念にたどり着いたときには、1人目は完ミ状態だったので、試すことができませんでした。

「いつか2人目生まれたらググった知識を全部試してやる!!!」と思っていました。
その成果がいかんなく発揮された形です。

特に、”縦抱きして下唇からカプっとさせる”を実践してうまくラッチオンさせることができました。

おっぱいを飲むのが上手な赤ちゃんだった

産後1日目に、産院で初めておっぱいを吸わせてみました。

「あっ!うまいこの子」と吸わせた瞬間に感じました。

吸わせ方の知識があったうえで吸わせたことも大きいとは思いますが、1人目のときと全然違いました。
母子の授乳の相性もあると思います。

赤ちゃんによる個人差大きいなーと感じた瞬間でした。

授乳サイクルの好循環を作れた

母がよく食べよく眠る
→母乳生成
→生成された母乳をあげきる
→足りない分はミルクを足す
→赤ちゃんよく眠る(その間に母もしっかり食べる休む眠る)

この好循環を作ることができました。

授乳サイクルの好循環の詳しい記事はこちら
【母乳育児】うまく軌道に乗せる方法①~母乳量の増やし方~

1人目の経験から、「無理せずミルクを足そう」と思っていましたし、一方で、たくさん吸わせることにより母乳量が増えていくこともわかっていました。
なので、”頻回授乳は無理のない範囲でする!無理せず足りない分はミルクを足す”ができました。

しかも、お腹が満たされているからか、赤ちゃんめっちゃ寝ていました。
長いと6時間とか。
1人目のときは、基本お腹空かせた状態だったので、満腹時にどれだけ寝るか比べることはできませんが、基本3時間以上寝ることなかったです。
「えー!新生児ってそんな寝る?!」と思いました。

産院がよかった

1人目のときの産院は、母乳量を測るために授乳前後で赤ちゃんの体重計測がありました。
授乳時間も3時間おきに時間が決まっていて、授乳室で集団で授乳するスタイルでした。
授乳がうまくいっている人にとってはいい目安になるのかなと思いますが、そうでない人はプレッシャーです。

後々ママ友などと話すと、
「えー!!体重計測とかプレッシャーすぎるね。私だったら耐えられないわ。」
と言われたりするので、やっぱり初産の人にとって授乳ってハードル高いよなーと思ったりします。

2人目のときの産院は、体重計測などなく、授乳時間も決まっていませんでした。
「完母でも完ミでも混合でも、ママの育てたいスタイルが一番」という感じでした。
全部個室でしたし、授乳指導はマンツーマンで訊きたいだけ訊けるスタイルでした。
助産師さんの雰囲気もよく、「困ったときはいつでも呼んでね!」という感じでとても心強かったです。
基本母子同室なのですが、預けたい時間はいつでも預かってくれるスタイルだったので、無理せずに休みながら赤ちゃんとの時間を楽しむことができました。
私は夜は預けてゆっくり1人で過ごしました。(後陣痛に耐えながら…)

産院は、初産の人にとっては、その後の授乳ライフのスタートとなる場所です。
産院の方針がそのまま刷り込まれる形になることも多いと思います。

特に初産時は産院選びを慎重に行った方がよいと感じました。

2人目という精神的余裕と1人目の育児経験

身近に赤ちゃんがおらず、1人目のときはビクビクしながら育児をしていました。

2人目の時は、1人目でほぼ全部経験済みなので、「あーはいはいこのパターンね」みたいな形で予測できたり、精神的に余裕がありました。

よく「ママなら赤ちゃんの泣いている理由がわかるでしょ」的なことを言われますが、1人目のときは「わかるわけないだろ!!」と思っていました。
2人目のときは、ママだからというよりも、「(1人目の経験上)これは眠いんだな」みたいにわかるようになってきました。
(世の中ママに対するハードル高すぎますよね…。)

色々と、「どうにかなる」と思えていました。

精神的にリラックスできていたことも要因の一つかなと思います。

2人目育てながら1人目を振り返ると、本当にハードだったなーと思います。

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【母乳育児】うまく軌道に乗せる方法①~母乳量の増やし方~
【母乳育児】うまく軌道に乗せる方法②~吸わせ方~
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